テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

テンカラ釣行記:2017年5月中旬の片貝川支流にて、イワナとたらの芽と「試練と憧れ」

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テンカラトリップ釣行記。第二のホームクリーク、富山県は片貝川の支流にて、イワナと山菜と山の幸づくし。

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本流が雪代増水なら源頭域の標高が低い支流へゴー

連休明けの平日にヨメの実家のある富山に帰省。帰省のたびにお暇をいただいて渓流へと向かっているわけですが今回もありがたく時間をいただき釣行に行ってまいりました。

 

自宅のある長野から車で2時間半ほどで富山入り。昨年8月の釣行時にいい思いをした片貝川へ狙いを定めるも、北陸自動車道から見る本流筋はジンクリアの雪代増水真っ只中。今年はどこも雪が多く、豪雪地域での渓流釣りのシーズンインは例年よりもだいぶ遅いようで。片貝川からほど近い早月川も高速から見た感じだと同じく雪代増水。引き続き情報収集をすると片貝川の源流域は通行止め(落石だったかと思います)とのことで、去年のポイントに入るのは難しそう。それならば、ということで自分の雪代期の必殺の作戦、源頭域の標高低めの支流狙い。運良く漁協の方からも情報をゲット。支流の上流部の林道沿い、漁協の管轄範囲外の渓相の良いポイントを発見してフィッシュオーン。

 

川幅の規模の割にはボサかぶりも少なく、水温も水量もほどほどにいい感じ。きっと渇水期になるともうちょっと釣りやすくはなりそうだけれど今のコンディションでは十分すぎるくらい。釣り始めて15分くらいで早速のヒット!

 

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冒頭の画像のポイント、落ち込み脇の緩流帯から出ました。体高のある良型ですね。アワセからの引きも強く、いよいよシーズン盛期が近づき活性が上がっている感が。初めて入る渓でこう素直に1尾目が出てくれるととっても嬉しい。自分の予想がガッツリとハマったって感触。

 

思てたんとちょっと違う、それでも出ました9寸イワナ

気分を良くして釣りあがっていく。川岸から見ると良さそうに見える渓流でもいざ入ってみると思ったより水深があったり流速が強かったりと「思てたんとちがう!」みたいになることは渓流釣りのあるあるだと思いますが、本日もそんな感じ。意外と水深があり、毛鉤を流してもどうも定位している場所に届いていないような感触。そしてもうひとつの渓流あるある、「入渓点は渓相もよくていい感じに釣りあがっていくとすぐに高低差のある渓相へと変わり、ポイント激減で『思てたんとちがう!』ってなる」が発生。ポイントの数が徐々に減っていき、大味な流れの合間のちょっとした緩流をピンポイントで狙っていく我慢のテンカラに。なんか今期の4月〜5月は我慢のテンカラばっかりだな、、、

 

 

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はい、それでもなんとか引き出しました。落ち込みの肩の脇、大きな岩の裏手から。画像だとわかりにくいけど9寸前後のイワナです。泣き尺ってとこか。こちらのイワナもアタリが重く、毛鉤を流しているのが落ち込み際とシビアなポイントだったことも相まって最初は根がかりかと思いました。

 

晩ごはんのぶんだけキープ、剱岳の麓へ

ヨメの実家からは釣果を期待されており、2尾釣れてなんとか面目を保てて一安心。もともと数釣りにそんなに興味もないし、コンディション的にも無理して初めてのフィールドで釣りあがっていくリスクを取る必要もないかと思い堰堤の手前の増水通ラズ(渇水期なら難なく通過できそうな箇所)まで釣りあがったところで退渓。渇水期に向け、片貝川本流筋と早月川のフィールド探索に。

 

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うん、そうなると当然来てしまいますよね。かの有名な剱岳の早月尾根ルートの入口、番場島。この『試練と憧れ』の石碑を見ると痛烈に3000m級の山に登りたくなります(剱岳は2999mですが)。3年前にこの早月尾根ルートから剱岳を日帰り登頂。その頃と比べると体重が10キロくらい増加した今の自分ではとてもじゃないけど無理。痩せなあかん。

 

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そしてその番場島付近の渓相。剱岳を源頭とする早月川、登山クラスタの渓流釣り好きとしてはまさに『試練と憧れ』の渓。まだ雪代でテンカラには難しそうでしたが、富山に来る機会も多そうなので今期こそは剱岳に磨かれた早月川のイワナをゲットしたいなと。

 

テンカラとテンプラ、富山さいこう

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ということで実釣は軽めに済ませてのフィールド散策。ラッキーなことにたらの芽もゲット。イワナの塩焼きとたらの芽のてんぷら、そしてイワナの骨酒もキメるというなんとも贅沢な晩酌となりました。お義父さんもお義母さんも大喜び。富山は本当に全方向でメシがウマすぎ。温泉にも入り、あまりに心地よすぎて滞在を1日伸ばすという大満足の春のテンカラトリップでした。

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

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