テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

テンカラトリップ釣行記:2017年5月下旬の富山県の片貝川と早月川、北アルプスの隠れた名渓

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テンカラトリップ釣行記。富山の隠れた名渓、片貝川と早月川へ。

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1日目:放流なしの名渓、片貝川へ

訳あってヨメの実家のある富山を訪れる機会も多く、この日もせっかくだからということで片貝川の上流域へ。全国的にはあんまりメジャーな渓ではないのかな、漁協の管理下ではなく、したがって放流もなし。有志による放流が行われているという情報もありますが、上流域についてはおそらく天然物のイワナなのではないかと。

 

先日の片貝川釣行時は本流筋は雪代増水が収まりきらず、支流域を釣り上りましたがこの5月下旬のタイミングではようやく雪代も落ち着き、前回は通行止めだった道路も開通。目星をつけていた入渓点から気持ちよく釣り上りました。

 

雪代は収まりつつも渇水期と比べると水量は多い。それでも流心脇を丁寧にさぐっていくと気持ちよくアタリが。

 

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きれいな渓にはきれいなイワナ。筋肉質というか、大自然の中でおおらかに育った感じのある魚体ですね。引きも強く、取り込みまで存分に楽しみました。

 

この日は午後遅い時間からの入渓のため、200〜300mくらい釣り上ったところで退渓。釣果は8寸くらいのが2匹。ちょい釣りにしては上等でしょ。まだまだコンディションは上がっていきそうなので次はじっくり時間をかけて釣り上がろうそうしよう。そんな感じで1日目は終了。

 

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2日目:「試練と憧れ」の早月川上流エリアへ

さて、今回の富山滞在は2泊の予定。2日目は憧れの渓、早月川へ。「早月川」と聞いてピンと来る人はおそらく登山クラスタのテンカラ釣り師。そう、かの有名な剱岳の早月尾根を源頭にもつ川です。こりゃあ山好きとしては剱岳に磨かれたイワナ、釣らないわけにはいかないでしょ。そして片貝川と同様に早月川も漁協放流なしの天然物が狙える渓。うん、いってみましょー!

 

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ということで剱岳早月尾根の登山口、馬場島の近辺からフィッシュオーン。やや流速が強いかなーという気はするものの、段差の多い流相でテンカラで狙えるポイントも多い。少し釣り上ったところで早速のヒット!

 

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憧れの剱岳イワナは瀬脇のちょっと流れの緩いところから。魚体が白っぽく、心なしかクリアに輝いている感じ。これこれ 、この生命感あふれるイワナと出会えるから富山の渓は最高。北アルプスの由緒あるイワナですな。

 

入渓も容易なエリアだったので魚影も薄く、スレてるかなーとの懸念があったけど1匹目の素直な出方をみるとそれほどのスレもないみたい。増水がなかなか引かなかった今季はあんまり叩かれてないのかな。そもそもこんなところまで釣りに来る人の絶対数が少ないからなのかも知れないけど。

 

そんな感じでいろいろ考えながら釣り上ると立て続けにヒット!

 

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こちらもセオリー通りの落ち込み脇から。あまりにきれいなイワナでしばし見とれてました。

 

続けて3匹釣り上げたところで気持ちよく退渓。この日も午後2時からのんびり釣り始めたけど、短い時間でのこれだけの釣果は大満足。なにより思ったところから思った通りに引き出せたのがうれしい。

 

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そして早月川の渓相はこんな感じ。河原が広いわりには源流域は流れの幅は狭く、魚影も散っていないので本当に気持ちよく竿が振れます。テンカラ向きの名渓かなと。数百メートルごとに堰堤がありますが、一区画ごとのポイントが多く、魚影もそこそこあるので時間をかけて釣り上がればそんなに堰堤がストレスにはならなそうだなと思います。この日は一区画だけ竿を出したのだけど、じっくり1日かけて堰堤越えを繰り返して釣果を上げ、番場島のキャンプ場でテント泊なんてのも楽しそう。梅雨明けにまたテント泊で来たい。

 

いつもの渓もいいけれど、やっぱり旅先でのテンカラは格別です。その土地の特性にあった渓流に入り、渓魚と出会う。放流による均質化とか、固有種の減少とかいろいろな問題はあるようだけれど、それぞれの渓流にはそれぞれに個性あるイワナが存在していて、ほんと一期一会。なんていうか贅沢だなほんとに、とか思う次第。

 

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あんまり釣りばっか行ってると怒られそうなので家族サービス、退渓してからヨメをコストコに連れて行きました。スカスカの広い駐車場と無機質な灯りと巨大建造物、これはこれでなかなかにフォトジェニック。

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

 

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