テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

テンカラ初心者とフライフィッシング:テンカラとフライの違い、実釣して感じたことまとめ

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テンカラ初心者の自分がちょっと浮気をしてフライフィッシングにチャレンジしてみました。実釣して感じたことや相違点、テンカラの目線から見たフライフィッシングについてまとめてみます。テンカラをベースにフライフィッシングにアプローチしたい方のご参考になれば幸いです。

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フライフィッシングに興味を持ったきっかけ

さて、自分は釣りといえばテンカラ以外ほとんど未経験。1年前に始めたテンカラにどっぷりとはまりこみ、休みのたびに渓流に行ってはテンカラを楽しんでいます。そんな状態の中でも、フライフィッシングには2つのポイントから興味を持っていて。

 

1:テンカラと比べキャスティングの拡張性が高そう

フライフィッシングといえばあれですよね、ヒュンヒュンとラインを飛ばしてロングキャスト。テンカラはその構造上、どうしてもキャスティングの範囲が限られる(まあポイントごとにラインを交換すれば拡張はできるわけですが、あんまり現実的じゃないですよね)ため、フィールドで「あそこ打ち込みたいけど遠いな、、、」と思うこともあったりで、フレキシブルにラインを伸ばしてキャスティングが可能なフライフィッシングならポイントの拡張が可能だなーと。

 

2:道具がステキ、優雅なイメージで楽しそう

はい、自分完全にミーハーなもんでして。渓流の雑誌とかを見ているとクラシカルなリールと木漏れ日の渓流の空中で優雅な輪を描く蛍光色のライン、、、とスタイリッシュでシャレオツじゃないですか。もともと渓流にいること自体が好きな自分としては、釣れても釣れなくても渓流でヒュンヒュンとラインを舞わせるだけで十分満足できそうな気がしまして。

 

と、上記のとおりのしょうもない理由からフライフィッシングに興味を持ち始め、いろいろ調べてみると広くてゆるやかな流れの中での釣法というイメージが強いフライフィッシングだけど、源流域でもフライで釣る人は結構いるらしい。ほうほう、それなら今のテンカラの方法論を流用してフライフィッシングも楽しめるんじゃないかと。幸か不幸かいろいろ調べているうちにデザインコンシャスなフライのロッドとリールも見つけ、お値段もリーズナブル。さっそくシステムで購入し、実際に渓流でトライしてみました。

 

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テンカラと方法論は同じようで違うと実感

ということで渓流に行って完全な見よう見まねでフライフィッシングに挑戦するも、思ってたのと違う感触が結構あって。毛鉤をヒュンヒュン飛ばして釣るという点では同じようなもんでしょと思っていたけど実際にやってみると相違点が見えてきた。そんなこんなで前置きが長くなりましたが、実釣して感じたことをまとめてみます。テンカラを入り口にフライフィッシングに挑戦してみたい方、またはゼロからフライフィッシングを始めて見たい人にも有益な情報になるんじゃないかなーと。

 

1:テンカラと比較すると枝がかりのリスクは少ないかも

これ、自分的にはかなり意外でした。ラインを長く出してヒュンヒュン振り回すからテンカラよりスペースが必要で、源流域の小河川には向かないんじゃないかなーと思っていたけど、実際にやってみてそうじゃないことがわかりました。要因は2点。ひとつはロッド自体の長さ。テンカラ竿はおよそ長さ3.3m〜3.6mくらいがスタンダード。それに対して今回自分が用意したフライロッドは2.1mほど(=7フィートのロッドです)。フライフィッシングはロッドが短いぶん、頭上のスペースはテンカラほど必要としない。そしてもう一つはラインの重さとキャスティングの特性。フライフィッシングはラインそのものに重さがあり、キャスティングは「ループを作る」と言われるスタイルで、バックキャストは頭上というより後方に向かって伸びていくイメージとなります。テンカラのバックキャストは頭上斜め上に跳ね上げる(自分のやり方がおかしいのかも、、)形。竿の長さも相まって、テンカラはフライフィッシングより頭上のスペースが必要であるということが実際に釣ってみてよくわかりました。もちろん、フライのキャスティングでも後方にスペースは必要ですが、釣り上がりが渓流釣りの基本なわけで、川面の開きがあれば十分キャスティングが可能だし、ラインの長さを柔軟に変えることができるからテンカラと比べてキャスティングの自由度はかなり高いなーという印象です。

 

2:フライのバックキャストはテンカラよりも「溜め」が必要

あくまで自分の釣り方のクセなのかも知れませんが、ラインが重くて長い分、バックキャストの時に後方にラインが伸びきる時間が必要となり、テンカラと比べるとバックキャストからフォワードキャストに移行する前の「溜め」の時間が長くなります。テンカラだと「ヒュッ、ヒュッ」ってバック、フォワードに振りますが、フライだと「ヒュン、シュッ(ロッド固定、ライン伸びる)、ヒュン」って感じ。そのタイミングさえ掴んでしまえば、テンカラのキャスティングができる人ならば無理なくフライのキャスティングにも慣れていけそうな気がします。

 

3:バックキャストで後方の地面にフライが引っかかってロストしまくる

はい、これは完全に自分のキャスティングが未熟なために起こっていることですね。上記バックキャストの「溜め」のタイミングが上手く取れず、自分の後方でラインが落ち、地面に引っかかってフォワードキャストの勢いでティペットが切れてフライをロストという残念な事象が頻発しました。慣れていくうちに後方ロストはなくなりましたが、バックキャストに細心の注意を払うというのがテンカラからのフライフィッシングでは大事かも。自分だけでしょうか?

 

4:ドラグ対策必須

フライラインは重いため、キャスティングしたあとにフライがラインに引っ張られ、周囲の水の流れと違った不自然な流れになることがあります。この「ラインに引っ張られて変な流れ方をする現象」のことを「ドラグがかかる」と言いますが、おかしな動きをするフライを魚が警戒し、食いついてくれないという由々しき事態が起こります。テンカラもフライフィッシングも「ナチュラルドリフト(=自然に流す)」が大切なわけですね。自分はテンカラの時はレベルラインを使用していてライン自体がフライラインと比べて軽いし、極力ラインを水面につけずに釣るのがテンカラの基本なので、ドラグの影響はそんなに意識したことはありませんでした。対してフライフィッシングはラインまで着水するのが基本。流心を挟んだ対岸のトロ場に打ち込んだりするとモロにドラグがかかります。このへんはずいぶんテンカラと違うんだなーと思いました。メンディングとかリーチキャストとか、ラインのコントロールのテクニックがやたらハウツーで頻出するのも納得。

 

5:ポイントの「深度」が違う

フライフィッシングは「ドライフライ」という浮くフライを使うのがスタンダード(対義語は「ウェットフライ」)。水面直下を流すテンカラと「深度」が異なるため、テンカラで出るようなポイントに打ち込んでも反応なし、ということが多かったです。いや、多かったというよりほとんどでした。

 

実際に堰堤下でフライを打ち込んで試してみましたが(堰堤下の釣りってフライらしくないですよね、、、)、浮かせるタイプのフライ(パラシュートパターン)では全く反応なし。そこで、同じフライで浮き部分をカットして同じポイントを流してみたところ即座に食いつきがありました。偶然なのかも知れないけれど、ポイントを立体的に判断してフライとテンカラで攻め方を変える必要があるなーと。

 

6:フライを沈ませるとアタリがわからない

前述のドライフライだとガバッと水面に魚が出るのでアワセはわかりやすいですが、テンカラに近いポイントを探っている時、すなわち少しフライを沈めて流しているケースではアタリが全然取れませんでした。ラインを水面につけてたるませているため、手の感触でアタリが取れず。。。このあたりはきっと慣れていくのでしょうが、最初の印象としては「これ食っててもわかんなくね?」ってのが正直なところです。

 

まとめ:テンカラに歩み寄ったシステム構成(=仕掛け)にすれば渓流域でも十分に楽しめそう

と、いろいろな感想を持ちましたが、ぜんぶ自分の慣れとシステムの構成によってクリアできる問題だなと。キャスティングの拡張性、そして何より「優雅さ」はフライフィッシングならではなので、テンカラの方法論、スタイルでのフライフィッシングのシステムを構築し、毛鉤を共用して「テンカラスタイルフライフィッシング」の自分なりの方法論を確立してみようと思います。大きな課題はドラグ対策ですね。テンカラスタイルなりのナチュラルドリフトの実現がキーになるかと。で、冒頭の画像はなんとかかんとか引き出したイワナさん。これよ、この絵面がほしかったわけです。

 

テンカラの可能性の拡張という位置付けで少しフライフィッシングにも慣れてみようかなと思いつつ、こと「渓流での釣り」ということに関していえば本当にテンカラって洗練されているなーとテンカラの魅力を再認識しました。もちろん慣れもありますが、自分の場合は間違いなく現状ではフライよりテンカラのほうが釣果はあがると思います。

 

そんな感じで、またテンカラスタイルフライフィッシングの目処がたったら仕掛け等についても紹介していきたいと思います。押忍。

 

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この、なんというか道具としてのクラシカルな味わい。テンカラとまた違った魅力があると思いません?

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

 

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