テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

テンカラ釣行記:2018年3月上旬の軽井沢湯川にて、リゾートとテンカラの良い関係

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テンカラ釣行記。3月上旬の軽井沢湯川にて。

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リゾートテンカラ、下見をしてみようじゃないの。

先日の篭川に続き、解禁直後の釣行シリーズ。普段の自分の選択肢にあまり上がらないところをチョイスしてみようということで今回は軽井沢の湯川へ。関東圏の渓流釣り好事家のみなさんから見ると「リゾートx渓流釣り」という括りでは真っ先に思い浮かぶフィールドの湯川ですが、長野住まいの人間から見ると(自分まだ長野に住んで5年程度ですが、、、)軽井沢=リゾートっていう括りがあんまりピンと来なくって。というのも、長野在住の人から見ると、軽井沢って「避暑地」っていう位置付けではなくて、「アウトレットの街」っていう位置付けなんですよね。しかも、感覚的には新幹線で関東に向かう途中にある関係もあり、「自分が住んでいるところよりも都会」というイメージもある。そのため、宿泊を伴う旅行先の選択肢としてはあまり挙がらないし、リゾートという気分もあんまり盛り上がらない。複数人の長野ネイティブに聞いてみてもおおよそそんなイメージでした。

 

それであっても、やっぱり多くの人を惹きつける渓流であれば、実際に足を運んでロッドを振ってみたくなるじゃないですか!ということで夜明けくらいに長野市を出発。1時間半ちょっとかけて軽井沢の湯川へ!

 

脱線その1:長倉神社と「じゃ、夏なんで」。

調べてみたところ入渓点として考えられるのは、長倉神社の下流域あたりとハルニレテラス近辺のエリア。そうそう、今から10年くらい前か、なんとなく軽井沢を訪れた時にたまたま長倉神社のお祭りの日でふらっと立ち寄ったなあ。日本の原風景的な夏祭りというか、自分の大好きな夏の名曲、かせきさいだあ≡の『じゃ、夏なんで』の世界観そのもの(気になった方はコチラ)。いや、『じゃ、夏なんで』は静岡は駿河徳山の「鹿ん舞」がルーツなわけで、件の曲があまりに好きすぎて学生の頃、野宿貧乏旅行で鹿ん舞を見に行ったなあ、、、とかいらんことを思い出しました。うん、大井川源流もいつかは釣行したいなあ。鹿ん舞の時期にあわせて。

 

実釣開始!観光客に見守られるシュールなテンカラ。

と、完全に脱線しましたが、長倉神社下流域は源流派、釣りをしている周囲に極力人工物がないほうがうれしい自分の感覚からするとちょっと市街地寄りすぎるかなと。ということでハルニレテラスの近郊から入渓。

 

コンディションとしては小雨交じりで水温は7℃。前日まで小春日和が続いていた後での雨で気温も下がり、川もちょっと増水傾向な気がする(冒頭の画像のとおりです)。それでもポイントは連発するので、まずは探り探り釣り進んでみようということでフィッシュオーン!

 

が、なかなかに水流が強く、渡渉にもちょっと難儀する感じ。早期としては毛鉤を食わせにくいポイントが続き、入渓早々から盛期に向けての調査釣行の感覚が芽生え始める。それにしてもなんというかリゾート地のど真ん中の渓流釣りって不思議な感覚。川に沿って遊歩道が整備されていて、観光客の人が朝の散歩をしながら川にいる自分をしげしげと眺めているという謎な状況が連発しました。ごめんなさい、華麗に釣り上げてみなさんの旅趣に彩りの1ページを加えて差し上げたかったのですが、、、

 

渓相についても早期ということを差し引けば気持ち良い流れ。木のカブリが結構あるので、ロッドの長いテンカラよりもコンパクトにスマートにフライフィッシングのほうが向いているかも。テンカラでも2.7mくらいのロッドのほうがなんていうかスマートで場の雰囲気にあっているような感じがします。ただ、やっぱりリゾート地の街に近い渓流ということもあってかゴミが多いのが残念。普段釣っているところがほんと田舎の源流なので比べちゃうとね、やっぱり気になる。

 

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源流派はやっぱり人里離れた恬淡とした雰囲気を好むの巻。

しばらく釣り上がってもアタリもなし。ちょっと増水気味のこの感じだとなかなか食わせられなそうなので、移動してもう少し上流にフィールドを変えてみることに。カーナビで状況を確認しながら、湯川が幹線道路から離れたポイントを見つけ、そこから再入渓。うん、並行して林道は走っているけれど渓流感としてはこっちのほうが好み。水量も落ち着き、これは少し期待が持てるかもと釣り進む。

 

が、やっぱりシブい。渓相はいい感じで、フライ向きのチョークストリームライクな穏やかな流れと段々落ちの淵が交互に続き、変化に富んでポイントもたくさん。それでもやっぱり早期の難しさか、アタリっぽい感触は何回かあったものの、しっかりとアワセを入れられずに空振りが続く。途中ちょっと規模のある堰堤に遭遇し、粘って粘ってようやくヒット!

 

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20cm弱くらいのかわいらしいイワナさん。雪解けすぐで荒れ気味の渓相、そして雨の増水で軽く濁った水の中からこんな宝石のようなイワナが出てくるんだからたまらないですよね。

 

と、一匹引き出せたところですっかり満足して退渓。軽井沢湯川と聞くとリゾートの合間のちょい釣りみたいなイメージがありますが、上流域の渓相はなかなかどうして釣りごたえのある感じです。新緑の頃に家族を連れて再訪したいなあ。星野リゾートさんのトンボの湯は最高すぎるし、ハルニレテラスのベーカリー&レストラン沢村の「沢村フライドチキン」も絶品だし。

 

脱線その2:白ワインの話。

脱線ついでに、以前に沢村で食事をした時には自分の大好きな白ワインがメニューにあって大喜びでガシガシ飲みました。

 

この「ドメーヌ・ドュ・マージュ」という南フランス、ガスコーニュ産の白ワインですね。なんの紹介してるんだか。お店で飲むとボトル3,000円前後ですが、通販だと1,000円ちょいで買えちゃいます。世界一お得な白ワインという呼び名も。すっきりしてるんだけれど香り高く、それこそイワナの塩焼きやフライにバッチリ合います。一時期我が家ではケース買いしてました。ワイン好きの友人にもよくプレゼントしています。お手軽美味しいテーブルワインのご提案という意味もこめて。

 

脱線その3:リゾートテンカラのススメ。

と、そんな感じで「リゾートxテンカラ」というポテンシャルを存分に発揮する軽井沢の湯川ですが、その他にも「リゾートxテンカラ」観点で楽しめたお宿があるのでご紹介をば。すべて上質な温泉。紹介した3箇所とも実際に宿泊し、そして紹介した渓流でもちろん釣果も出しています!

 

長野松本:扉温泉「明神館」/薄川

http://www.tobira-group.com/myojinkan/

激しく贅沢な時間が流れています。上質です。

 

岐阜高山:奥飛騨温泉郷福地温泉「隠れ庵ひだ路」/高原川・蒲田川

http://www.kakurean.com/

囲炉裏の側で楽しむ滋味溢れるお食事と部屋付き露天風呂。贅沢です。

 

青森鯵ヶ沢:ロックウッド・ホテル&スパ/赤石川

https://rockwoodhotel.com/

岩木山のふもとの雄大な景観。白神山地もすぐ。

 

と、意外とリゾートとテンカラというのは相性がよいのだなと再認識。

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

 

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