テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

渓流にいることをもっともっと楽しもう:めざせ脱初心者!お役立ちテンカラ3分TIPS#03

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脱初心者を目指すあなたのためのお役立ちテンカラTIPSシリーズ。#03は渓流にいることを楽しもうというお話。

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「魚を釣る」だけではない渓流テンカラの楽しみ方

「渓流での釣りを楽しみたい」という気持ちからテンカラに興味を持ったあなた。決して一般的とは言えない「渓流」「テンカラ」にビビッと来たということは、「ただ釣れればいい」っていうだけではない楽しみを求めているのではないでしょうか?

・山の中の清らかな渓流にいる心地よさを楽しみたい

・自分で釣った魚を食べたい

・シンプルでミニマルなスタイルでスマートに釣りを楽しみたい

などなど。うん、とてもよくわかります。自分もそのクチでしたから!

 

ちょっとだけ自分の話を。

自分がテンカラに入門したきっかけはアウトドアアクティビティの延長でした。

1:高校の登山部

2:大学時代からどっぷりスノーボード

3:免許を取ってユルいキャンプやキャンプインのフェスに

4:テント泊熱が再燃、100名山ハンティング登山

5:四季折々の山を丸ごと楽しむためバックカントリースノーボードに開眼

6:低山も楽しむためにトレイルランニングを始める

7:山をさらに楽しむために渓流テンカラに興味を持つ

自分はそんな感じで上記のような順序でテンカラに出会いました。入り口が「釣り」というよりはむしろ「アウトドア」という観点からスタートしているため、「釣果」ではなく、テンカラ釣りの周辺にある様々なものを楽しめるんだと思います。川探し、地図読み、入渓点までのドライブ、渓流でのコーヒー、帰路の温泉、道具選び、毛鉤巻き、釣行時の服選びなどなど。それらをまるっとまとめて「テンカラ」って言葉が包み込んでいて、フライフィッシングと同じようにひとつの「テンカラカルチャー」みたいなのがあるんじゃないかなと。

 

「テンカラx何か」のかけ算を楽しんでみよう

ということで、「釣果」は二の次にして、それ以外、ただただ渓流にいることを楽しむということだけでテンカラの楽しみは一気に広がりを見せます。

 

なんというか、渓魚も以前よりは少なくなった今のご時世で 「何十匹も釣れた!ガハハ!」みたいな価値観ってちょっとレガシー感がある気がしません?そんなにガツガツいかなくても、もっとメロウに、ユルいノリで渓流という時間を楽しめればそれでじゅうぶん豊かというか。渓流にいることを楽しんだうえで、おまけのように釣果がある。そんな感じのスタンスもテンカラは受け入れてくれます。

 

事実、自分も「テンカラxトレイルランニング」とか「テンカラxトレッキング」とか「テンカラx山菜採り」とか「テンカラxゆるキャンプ」みたいな形で他の喜びもミックスして釣行を楽しんでいます。解禁直後のテンカラが大好きなのも、スノーシューでの山歩きもセットで楽しめるから。

 

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テンカラxゆるキャンプの図。この日は百名山ピークハントもぶっこんでまるっと山と渓谷を楽しみました。

 

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テンカラxスノートレッキングの図。気持ちいいんですよこれが。

 

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 「渓流コーヒー」のススメ

と、さまざまな掛け算の可能性があるテンカラですが、一つオススメしたいのが「渓流でのコーヒー」を楽しむこと。ドリップして淹れてもいいですが、最初はインスタントで全然いいんじゃないかな。渓流でバーナーを使ってお湯を沸かし、コーヒーを飲む。これだけで渓流の楽しみ方が一変します。せっかくだから自然が豊かなところに行きたくなるし、アウトドアという観点が生まれてくる。その延長にあなたらしい自然の楽しみ方が見えてくる、、、なんて最高の贅沢ですよね。

 

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渓流コーヒーxテンカラの図。贅沢です。

 

渓流コーヒーミニマルセットは登山用バーナーとシェラカップ!

ということでじゃあ、渓流コーヒーに必要なものは何かと。

最低限、この二つ。

・登山用バーナー

・シェラカップ

登山用バーナーはカセットコンロの超コンパクト版の道具だと思ってください。これを持っているだけでアウトドアアクティビティが一気にはかどります。登山用バーナーは特にコンパクトにできているので釣行時にも気楽にカバンにポンと放り込んでおけるという気軽さが魅力です。シェラカップは要するにカップなのですが、そのままバーナーにかけてお湯をわかせるというのが優れもの。ということで、登山用バーナー(とガスカートリッジ)とシェラカップだけで渓流コーヒーは楽しめちゃいます。

バナーは今ならこのあたりがオススメ。驚くほどコンパクトで機能についても折り紙つき。SOTO、デザインもミニマルかつスタイリッシュで大好きです。

 

シェラカップならこのあたりでしょうか。300mlくらいが使いやすいです。質感的にはチタンが断然オススメ。持ち手部分については折り畳みじゃない方が実用的には使いやすいと思います。折りたたむことで劇的に体積が減るようなサイズでもないし、ザックにカラビナでちょちょっとぶら下げておくのも気分。正直そんなに機能に差が出るものでもないのでブランドイメージとお値段のお好みで選んじゃっていいかと思います。あ、火にかけて沸騰直後に飲もうとするとカップ自体がマグマのように熱くなっているので気をつけてください。少し冷ます大人の余裕が必要です。

 

このあたりを揃えていくとシェラカップにインスタントコーヒーの粉末を溶かして飲むというところでは飽き足らなくなり、アウトドア用のドリップコーヒーの道具が欲しくなり、次はクッカー(アウトドア用の鍋ですね)とかも欲しくなり、、、道具を使うために深山幽谷に向かいたくなり、、、ともう渓流テンカラにズブズブになっていきます。笑

 

ともあれ、ただの魚を釣る方法ではないテンカラ。その広がりと渓流にいることを楽しむ気持ちがあなたのテンカラをもっともっと楽しくしていきますよ。

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

 

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