脱初心者を目指すあなたのためのお役立ちテンカラTIPSシリーズ。#05は渓流釣り超初心者のためのよくある質問まとめ。
テンカラのその前に。渓流釣りをぐぐっと身近にしてみよう。
「渓流釣り」という言葉の持つなんともいい感じの優雅な雰囲気。登山、山歩きやらキャンプやらのアウトドアアクティビティに触れている方なら、渓流釣りもやってみたいなあ、、なんて思っている方も多いのでは?一般的なイメージとしてよく知られている渓流釣り、でもその実態はというと検索してもよくわからず、、、みたいに迷っているあなた。気持ち、とってもよくわかります。
「渓流釣り」という言葉は間口が広いぶん、いざ自分でやってみようとなるとどこからどう知識をつけていいのかよくわかりませんよね。かのwikipediaでも「渓流釣り」という独立項目はないようでして、、よーし、それならまとめてみようじゃないの!ということで、超初心者のための渓流釣りよくある質問、まとめてみました!以下を読めば、渓流釣りがぼんやーりとでもわかる、、、はず!
Q:渓流釣りってどんな感じの釣りなの?
おそらくみなさんの頭に浮かんでいるとおりの絵面です。「山間の木に囲まれたいい感じの水のきれいな川。木漏れ日とせせらぎの穏やかな音の中で楽しむ釣り」、そんな感じが渓流釣りです。
Q:渓流ってどんなとこ?
百聞は一見にしかず。google画像検索の結果のスクリーンショットを貼り付けておきましょう!
どうでしょう?おおよそこんな感じのイメージじゃないでしょうか?圧倒的な緑、木漏れ日、綺麗な水。街中の護岸工事がされている川というよりは、山の中の自然のままの川というイメージですね。この記事の冒頭の画像もザ・渓流というたたずまい。「渓流」という言葉の定義はとっても曖昧ですが、イメージとしての渓流って上記のような感じで、「渓流釣りがしたい!」っていう人はこういう森閑の中での釣りを求めているんじゃないかなと。
Q:どんな魚が釣れるの?
上記のような渓流ではおおよそ対象魚はイワナ、ヤマメ(アマゴ)、ニジマス。上流域はほとんどイワナが対象になります。
Q:釣った魚って食べられるの?
上記でご紹介したイワナ、ヤマメ(アマゴ)、ニジマスはすべて食べられます!地方の道の駅などでよく串焼きで出てますよね。自分の釣った魚があんなふうに食べられたら最高じゃないですか?
Q:渓流釣りのシーズン(時期)っていつ?
上記イワナ、ヤマメ(アマゴ)、ニジマスについては「禁漁(解禁)期間」というものがあり、だいたい3月〜9月末が渓流釣りのシーズンです。最適なシーズンは5月の連休前後〜9月末。気温が上がりすぎても釣れないので、夏場は高原や避暑地での渓流釣りがオススメです。
コチラの記事で渓流釣りの釣り方の一つ、テンカラのシーズンについてまとめています。もちろん渓流釣り全般にも当てはまるのでご参考にドゾ。
Q:渓流釣りに最適なよく釣れる天気は?
雨だと人間の気配が魚に悟られにくく、釣果が上がりやすい、、、とは言われていますが、正直どんな天気でも釣れます。が、雨の場合は急な増水など、危険が伴うため、安全面への配慮は大前提です。また、渓流釣りの大敵は増水による濁り。コーヒー牛乳レベルに濁っているとまず釣れません。
Q:アユとかは釣れないの?
うん、良い質問です。渓流釣り=アユってなんかそういうイメージですよね。アユも釣れますが、一般的なイメージの「渓流釣り」と「アユ釣り」は釣り好事家の間ではまた別ジャンルのものという扱いになっていることがほとんど。釣り雑誌でも「渓流釣り」と「アユ釣り」は別雑誌になっています。「プロレス」と「レスリング」的な違い、、だと自分は思うのですが、、、あってるのでしょうか、、、
そんなこんなで再びgoogle画像検索。「鮎釣り」の画像検索結果はこんな感じ。
パッと見た感じ、いわゆる「渓流」よりは大きな川ですね。しかも釣り方にちょっとしたコツがあり、「友釣り」という生きた鮎をオトリにして釣るやり方が一般的。初心者が独学で始めるのは鮎釣りはちょっと難しいような気がします、、、
Q:渓流釣りが気になってきた!さて、どうやって釣るの?
このあたりの情報がビギナーからはゲットしづらくなってきますね。渓流釣りには「エサ釣り」「ルアーフィッシング」「フライフィッシング」「テンカラ」と四つの釣法(=釣り方)があります。
以下記事にてそれぞれの特徴について簡単にまとめてありますのでチェケラー!
Q:どの釣り方がオススメ?
このサイトは「テンカラライフ」なので(笑)、、、なかばポジショントークですが、テンカラがオススメです!道具がシンプルなのと毛鉤を用いるためつどつどエサを用意しなくてよいうえ、ルアーやフライフィッシングほどキャスティングにテクニックを必要としないのがオススメのゆえん。一般的には「難しい」と言われますが、バッキバキのシロウトだった自分も数回の釣行でイワナをゲットできたので事前準備をしっかりすればそんなに釣り自体は難しい事はありませんよ!以下の記事でテンカラをオススメする理由をざっくりまとめています。
Q:テンカラ、気になる!道具はどんなの揃えればいいの?
ロッド(=竿)、ライン(=糸、太いのと細いの二種類を組み合わせます)、毛鉤の3つがテンカラ三種の神器。これだけで釣りが成立しちゃうんです。詳細は以下の記事にて!
その他必要な道具については以下の記事をご参考にどうぞ!
Q:どこの川でも釣れるの?
冒頭の質問「渓流ってどんなところ?」の画像のような川ならおおよそどの川でも可能性はあると思います!が、水質や様々な環境要因によって渓魚が生息していない川も多く、、事前に調べてみるのが吉です。この記事をご参考に!
Q:初心者でも釣れるの?
しっかりと事前準備さえしておけば、初心者でも釣れます!上記でちょいちょい別記事をご紹介しましたが、初心者向けにまとめている記事がありますのでこちらを順を追って読んでいただければご自身が釣り上げるイメージもわいてくるかと。
独学で始めての自然渓流での初めての釣果、本当の本当にうれしいですよ!
Q:キャンプと一緒に渓流釣りを楽しめるところってない?
以下のサイトの情報がわかりやすいかなと。
渓流釣りということに関していうと都市圏からちょっと離れたところにあるほうが上記渓魚が対象になるかなと思います。キャンプ場のサイトで対象魚をチェック、イワナ、ヤマメ(アマゴ)、ニジマスが釣れるようなら気軽に渓流釣りが楽しめるはず!キャンプとちょい渓流釣り、楽しいですよー!
Q:テンカラ楽しそう、、なんか気楽に体感とかできない?
気軽に体験ということだと、いわゆる「管理釣り場」というところでは定期的に体験イベント等を行なっています。また、ネイチャーガイド的な感じで「テンカラ体験」みたいなのをやっているところも多いですね。ただ、しっかりと情報を収集すれば独学での開始もそれほど難しくはありません。「教えてもらって釣る」のももちろんオーケーですが、釣り方から川選びまで自力で試行錯誤して釣れた最初の一匹って本当に人生の豊かさが一変するレベルでうれしいので個人的には独学をオススメしたいです。十人十色、一人一派がテンカラとも言われるくらい自由度の高い釣りですし。あ、長野近辺であればご連絡をいただければ自分がゆるゆるでご案内します。笑
まとめ:まずは気楽に情報収集から!
ということで、上記で渓流釣りがぐぐっと身近になってくれればこんなにも嬉しいことはありません。なによりお手軽さがウリのテンカラ。「こんど山歩きするところ、登山道と並行して渓流が流れてるな、、、テンカラの道具持って行ってみようかな、、、」そんなノリで、30分くらい竿を流れに出してみるのもオーケー。釣れなくったって全然いいじゃないですか!「いやー、ちょっと竿出してみたけど釣れなかったねー」って言いつつも口元は笑っていて、次は「釣果」を優先して山歩きのフィールドを選ぶ、、、なんてなったら楽しくてしょうがないじゃない。気楽に、自分なりのスタイルでゆるっとテンカラ始めてみましょうよ!
想像してみてください、爽やかな渓流の中でこんなイワナさんを釣り上げてみたら、、、『頭の上の梢で小鳥が鳴いていたら君の幸福である』と国木田独歩さんが『武蔵野』で記していますが、『清冽な小渓の岩陰に落とした毛鉤にイワナが飛び出したら君の幸福である』とでも言いたくなるのが渓流テンカラの醍醐味!
それではみなさま、素敵なテンカラライフを!