テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

初めての釣果はここからかも。釣れない時にこそ堰堤下を狙え!:めざせ脱初心者!お役立ちテンカラ3分TIPS#07

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脱初心者を目指すあなたのためのお役立ちテンカラTIPSシリーズ。#07は初心者にこそ大チャンスな堰堤下のポイントについて。

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堰堤は大チャンス!

渓流を釣りあがっていくと唐突に現れる、砂防やら治山・治水やらの役割で設置される堰堤。結構な山奥にも存在して、正直「なんでこんなところに?」というものもあったりしますが。。。ともあれ、初心者のテンカラ好事家からするとなんていうか威圧感でどうしていいかわからない、、という気にもなってしまいそうですが、実は堰堤って渓魚の居着きのポイントになっている大チャンス地点なんです。まだ釣れたことがないビギナーのあなたが最初の一匹を手にするのも実は堰堤のポイントからかも!?

 

堰堤の強い水流が釣り人の気配を消すので初心者にも狙いやすいのです

さて、堰堤のどこを狙えばいいのかというと堰堤の滝の下にできたプール部分。冒頭の画像のような落差数メートル程度の堰堤の場合、落水地点が大きくえぐれていて深みがあるということもあまりなく、テンカラで狙いやすい水深であることが多く、常に白泡が立っていることもあり魚にとっては都合よく身を隠しやすいポイントなんです。

 

そして、この強い流れと白泡が釣り人にとっても有利に働く。水中の魚たちから人間の気配を悟られにくく、ラインや毛鉤の不用意な打ち込みで水面に不自然な変化を起こす可能性もない。なんとなく白泡のところにポチャンと毛鉤を落とせば水流が魚のいる深みまで毛鉤を運んでくれるという。これ、なんか釣れそうな気がしてきません?

 

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狙い方のポイントは「遠くからじわじわと中心に迫っていき、そしてしつこく!」

さて、じゃあどうやって堰堤下のプールを攻めていくか。まずは遠くから堰堤下を観察、落水の中心点を見定めます。そしてその中心点から遠いところから毛鉤をキャスティングしていき、じんわりじんわりと中心に迫っていきましょう。まずは流れ出しの部分。そのあとに中心の脇(巻き返しなんかがあるとそこも狙い目ですね)をじっくりと攻めていきます。毛鉤を流す回数も通常のポイントよりも多い方がいいかと。気配を悟られにくいぶん、複数回のチャレンジが効果的です。水流とそこに巻き起こっている風に負けないよう、少々強めにキャスティングをするのがミソ。着水の荒さは強い水流でかき消されるので問題なし!

 

アタリはラインの引っ張られる感触。まぐれアタリでも全然オーケー!釣れたらオカワリの可能性も大いにアリ!

そして堰堤下へのキャスティングは水流が強いこともあり、アタリの判断が非常に難しいです。ググッと水中にラインが引っ張られても強い流れに巻き込まれただけ、とか結構あります。アタリと水流への引き込みの違いの見極めが難しい。毛鉤のピックアップは一投ごとに疲れない程度(物理的にも精神的にも)にアワセを意識したものにするとグッド。まあ、不運なことに深みにある枝などに毛鉤が絡まってにっちもさっちもいかなくなることもありますけど。。。

 

それでも数本は毛鉤をロストする覚悟で堰堤下を狙う価値は大いにあります。テンポよくキャスティングしていたら実はイワナがかかっていてびっくり、、、なんてことも大いに起こり得る。そして、一匹釣り上げても激しい水流の中のため、釣り上げた魚が暴れることによる「場荒れ」が他の魚に伝わりにくく、同じポイントから数匹引き出せるなんてことも。渇水など、コンディションが厳しい時でもなんとか一匹引き出したい、、、そんな時の精神安定剤としても大いに堰堤は機能します。

 

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堰堤下の深みから引き出したイワナさん。この日は増水に苦戦した釣行でしたが、なんとか一尾引き出すことができました。

 

ビギナーのボーナスチャンスが堰堤!

と、初心者にとっては一つ大きな望みとなる堰堤。個人的には堰堤下のような人工物に助けを借りた釣果よりも自然の流れから引き出せた方が嬉しいんですが、それよりもとにかく釣れるってのはうれしいですよね。うん。ビギナーでもわかりやすいポイントの堰堤、目の前に現れたらボーナスチャンスとして積極的に狙っていきましょう!

 

もちろん、安全面にはくれぐれも注意して!

さて、堰堤となると水量も豊富で落差もあり、思わぬ事故につながる可能性もあります。足元が滑りやすくなっていることも多く、両側が壁のようになっていて退渓に苦労するような環境になっていることも非常に多いため、安全には最大限に注意を払いましょうね。堰堤のサイズ感によっては近くという行為そのものが危険行為になる場合もあり得ます。立ち入り禁止の場所であればもちろん侵入はNGですよ!

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

 

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