テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

テンカラ釣行記:2018年5月上旬の裾花川上流域にて、渓相の移ろいと9寸イワナと

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テンカラ釣行記。新緑まぶしい5月上旬の裾花川の上流域へ。渓相の変化に驚きつつも9寸イワナと遊んだ日の記録。

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人は経験に学ぶからこそ尊い。教訓を生かし、クマ対策はとにかく万全に。

先日の裾花川支流への釣行では見事にクマに遭遇。

www.mountain-creek.com

その後しっかりと下記リンクのクマ撃退スプレーもゲットし、クマ対策を万全にして裾花川の上流域へ。

 

 

渓相が年によって全然異なるということにまず驚く。

裾花川の上流域はまずアクセスの段階で春先には積雪にて通行止めの林道を通る上に、少々流れの強い場所で渡渉を余儀なくされるということもあり、早期はなかなか入渓が難しい。でも、今シーズンの4月の気温や雪解け、下流域での水量の状況を鑑みてもこのタイミングなら渡渉可能な状況にまで水量が落ち着いているだろうと予測。以前にも実績のある渓なので期待に胸を膨らませつつ、朝の6時に入渓点に到着。

 

渡渉点まで登山道を数分歩いていき、予想通りに水量については渡渉できそうなくらいに落ち着きつつはあるものの、どうも渓相が昨年までと違う。昨年の入渓点は落差の大きい濁流に、一昨年の入渓点は水量が多い平瀬に。年によって渓相が大きく変わっていくということに驚きを感じつつも、昨年までのポイントよりちょっと下流がチャラ瀬のようになっているのでそこから渡渉。うん、やや水量は多いけれど天気も快晴だし、この調子だったら日中に大きく水量が変わることもなさそう。退路が絶たれるという可能性は限りなく低いコンディションなので安心してフィッシュオーン。

 

雪代の増水は収束に近づいてはいるもののまだやや水量は多く、水温も上がりきらず。朝イチ入渓ということもあり気温も一桁、やや寒さに難儀しながら釣り進むことに。

 

水量の影響でややポイントが絞り込まれ、ちょっと苦戦が強いられる感じだったけれど渓を覆う新緑は目にまぶしく、気持ちよく竿が振れる。途中こごみやたらの芽もちらちら見かけ、春の渓流を存分に楽しめる感じ。

 

それにしても、馴染みの渓なのに昨年と渓相が全然ちがう。個人的に「神の淵」と呼んでいる自身初めての尺イワナを釣り上げたポイントも完全に浅瀬になっていてイワナが居着きにくい流れに。うーん、移ろいゆくものですな、自然ってやつは。

 

重たい引きがこの渓のイワナの特徴。アワセからが楽しい!

と、釣り始めてから1時間ほど苦戦が続いたのちに念願のアタリが。アワセを入れるとグググッと重たい引き。そう、この渓はなかなか力強いイワナが出るんだっけ。一気に抜き上げようとするとハリスが切れそうなのでしばらく水流の中を走らせ、イワナが疲れて来たタイミングでランディングネットに収めようとすると、、、寸前でハリスが切れ痛恨のバラシ。おぉぉぉう、たぶん9寸前後だったよあいつ、、、

 

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痛恨のバラシはこんな感じのところから。ね?いい感じの渓相でしょ?ちなみに左岸側には泥になかば埋もれてますが残雪がこんもりと。

 

バラシは残念ではあったけどやっぱりいいね、この感じ。さらに釣り進んでいくといつも乗り越えるのに難儀していた砂防堰堤の様子も大きく変わっている。去年までだと流木で埋まっていてロープで乗り越えていく堰堤から流木が消え、その裏にあるプールも消失。水面のラインが去年と比べて2メートルくらい低くなってる。いやー、国破れて山河ありってわけではないけど、変化になかなか感慨を覚えます。

 

この砂防堰堤、環境保護の観点からいろいろな論議を呼んだ場所なのでもしかしたら工事が入ったのかも知れません。ともあれ、イワナが行き来できる環境が担保されたということで堰堤上の釣果にも期待がかかる。

 

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予想通りの9寸イワナ。力強し!

そんな感じでしばらく行ったところで再びヒット!引きの強さはさっきのバラシた感じと同じような9寸レベル。グググッと引きを楽しみつつ、さっきの教訓を生かして早めにランディングネットへ。確保!

 

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とにかく引きが強かった。取り込むまで存分に暴れさせて疲れさせないとなかなかランディングネットに収まってくれないのがこの渓のイワナの楽しさ。0.8号のハリスを使っているのでややドキドキでした。この面構えだとこのまま大きくなって尺越えしそうな個体ですね。また大きくなって遊んでください。

 

と、コンディションとしてはなかなか難しめではあったけど釣果も得られたし、雪代が完全に落ち着いたらもう一段階活性のギアが上がるかなと。ハイシーズンに期待を残しながら満足して退渓。もう10日くらいして里の季節に追いついてくるとさらにさらに面白くなっていきそう。

 

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帰り際には小規模支流の探索。こんな不思議な山岳渓流的なポイントを発見しました。流程が短く、イワナの生息は未確認ですが、、、機会を見つけてじっくり釣り上がって行ってみたい自分好みの渓相。どうでもいい話ですがこの支流探索中に花粉症の薬の効果が切れ、鼻水の大洪水により退散を余儀なくされました。なんともかんとも情けない話。

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

 

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