テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

渓流テンカラの3種の対象魚と放流について

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イントロダクションその3。
渓流テンカラの対象魚について。

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レッツテンカラ!でもその前に、、、

イントロダクションその1にて、
渓流というもののイメージをつかみ、
イントロダクションその2にて、
テンカラ釣りというものをなんとな〜く捉えて次の発想はこんな感じかと。

 

「オッケー!いい感じの自然の中のきれいな川でロッド(竿)とライン(糸)と毛鉤で魚を釣るのが渓流テンカラ(冒頭のイメージ画像そのまんま)ってわけね、行く行く、すぐ行く!釣る釣る、すぐ釣る!」

 

ちょっと待ってちょっと待って。

 

あと2つほど身につけなければならないことがあります。
1:具体的な道具
→どんなロッドでどんなラインでどんな毛鉤で釣れるのか
2:具体的な釣り方
→道具のセットアップと毛鉤のキャスティングと魚のいるポイントの見極め

 

なんだよ早く釣らせろよ、という気になるのもよくわかります。
でもね、入り口で知るべきことを知っておくとテンカラの楽しさが
何倍にも膨れ上がります。
「1:具体的な道具」については、また別記事で書くこととして、
(なんてことはない、釣具屋に行って「テンカラ道具一式ください!」と言えば話はそれで済んでしまうのですがそれじゃあまりにも身も蓋もないので、、、)
「2:具体的な釣り方」の入り口からつらつらと書いていこうと思います。

 

ということで。
個人的にはキャスティングとかポイントの見極めよりも釣果を左右するのは、
「渓流のセレクト」に尽きると思うのですが、
まずはその入り口の入り口として、渓流テンカラの対象魚をまとめておきます。
ほら、敵を知り己を知れば百戦危うからず。
たぶん。

 

ということで、渓流テンカラの対象魚はざっくり言うと以下の3種。

・イワナ
・ヤマメ(アマゴ)
・ニジマス

3種って言いながら4つ魚の名前が出てるじゃないかこのくそやろう、
そんな声も聞こえてきそうな気がビシビシしつつ、理由は後述します。
ではゆる〜くあさ〜くざっくばらんに各魚種のご案内をば。

 

 

イワナ:山岳渓流のステキなターゲット

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イワナさん。3種の中だともっとも上流域に生息しています。白い斑点が特徴。
ヤマトイワナとかニッコウイワナとかアメマスとかオショロコマとかゴギとかキリクチとか、地域によって亜種(このへんは学者さんの間でもいろいろ意見の違うとこらしい)が存在しますがざっくりとイワナ。
ワタクシ個人の感想としては毛鉤に食いついた時の生命力ある跳ねっぷりは随一かと。
自分としては一番テンカラで釣って楽しい魚です。

 

 

ヤマメ(アマゴ):見目麗しい渓流の宝石

f:id:tenkaralife:20160706231134j:plainヤマメさん。イワナよりはちょっと下流域に生息しています。黒い斑点と体側のパーマーク(楕円形の模様)が特徴。で、黒い斑点と赤い斑点が混じっているものはアマゴと呼ばれています。ざっくりわけてヤマメは東日本、アマゴは西日本が生息域。われらが長野は両方の生息域に入っています。さいこう。

 

 

ニジマス:釣りごたえ抜群の暴れん坊渓魚

f:id:tenkaralife:20160706231552j:plainニジマスさん。銀色に光る魚体と尾びれまで入ったゴマ塩模様が特徴。繁殖期のオスに虹色の模様が鮮やかに出ることからニジマスというそうな。ヤマメよりさらに下流域にいます。イワナ、ヤマメより大型の個体が多く、毛鉤に食いついてから人間なんかにつかまってたまるかい、と抵抗しまくる。

 

上記3種類がおおよそ渓流テンカラでの対象魚です。イメージできましたでしょうか?

 

 

釣果を分ける川選び:放流と漁協

さてさて、こいつらがいる川で絨毯爆撃のように毛鉤を投げまくってればビギナーでもいつかは釣れるわけですが、そもそもどの川にこいつらがいるのか、というところで大切なのが「放流」というもの。


(もちろん、放流魚ではない、いわゆる「天然もの(=自然に生息している魚)」もいます。川の源流に近づけば近づくほど天然ものの魚影が濃くなるので、どっちかというと放流より天然ものを釣りたい自分は自ずと源流近くがフィールドになるという。ちなみにニジマスは外来魚のため、すべての個体が放流由来ということっぽいです)



渓流釣りのフィールドになるほとんどの川には漁業組合が存在し、上記3種の魚たちを放流しています。川に勝手に入って勝手に釣っていいというわけではなく、漁業権が設定されている川では「遊漁券」と呼ばれる釣り券を購入し、対象の河川で釣りを楽しむというシステムになっています。自分もテンカラを始めるまではそんなこと知りませんでした。


あ、河川ごとに禁漁期間が設けられているのでそれも初心者の方、注意ですよ。



で、たいていの漁協は釣り場案内の地図を用意してくれているので、その地図を見ておおよそどのエリアにどの魚がいるのかわかるようになってます。


すんごくざっくり言えば、「釣行したい県or川+漁協(例:岐阜県 漁協)」でgoogle検索をかければだいたいどの川で釣れるかがわかります。さらに、漁協の地図でめぼしい川を見つけたら「川の名前+対象魚(例:阿寺川 イワナ)」で検索をかけると釣り好きの人の釣行記がだいたいヒットするので、その情報をもとに入渓点を絞り込んでいく、というのが検索ベースの川探しだと有効かと。
渓流釣りの川についてはwebでも本でも多くの情報があり、自分の好みの川を探すのも楽しいところではあります。


どんな川で、どんな魚を釣りたいか。
渓流釣りの満足度を上げるにはそのイメージが大切かと。


自分の性に合ったお気に入りの渓流で心置きなくテンカラ、気持ちいいですよ。

 

f:id:tenkaralife:20160706233515j:plainで、上記3種はどれも食べてもおいしい魚だというのがまた渓流テンカラのいいところ。写真はイワナをフライにしてフィッシュ&チップス風にしたもの。大量キープはどうかと思いますが、「釣って食べる」というある意味ニンゲンの生き物としてのプリミティブな欲求が満たされるとかなんとかめんどくさい話はさておき、自分で釣った魚で美味しく飲むビールは間違いなく人生を豊かにするよなーと思います。

 

このページはテンカラ初心者向け入門講座の1−3です。

次の節:2-1:テンカラの仕掛け:竿と糸(=ライン)と毛鉤、初心者向けおすすめ概要まとめ

前の節:1-2:渓流釣りの4タイプのうちのテンカラというジャンル、その長所などなど

入門記事もくじはコチラ:初心者のためのテンカラ渓流釣り入門記事まとめ

 

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