テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

初心者に完全にオススメのロッド、アルファタックルのWIZZテンカラST33/実釣レビューと感想

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テンカラロッドの実釣レビューと感想。アルファタックルのWIZZテンカラST33、結論から言うと初心者に激しくオススメです。

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購入のきっかけはロッドの破損から

ふだんはロッドについてはシマノの天平テンカラNB LLS36というモデルを愛用しています。

こちらも使い勝手の良いロッドで、今回のロッドの買い足しはこの天平テンカラが不満ということではなく、渓流でのロッドの破損がきっかけでした。

 

破損というと天平テンカラが弱いのか?と誤解を受けそうですがあくまで自分の不注意です。地面に置いたロッドを持ち上げる時に岩の間に挟まっていたことに気づかず、ちょうどテコの原理のようにロッドに無理な力がかかってしまいパキッと。シマノさんはアフターサービスも万全、破損箇所のパーツを取り寄せて愛器は復活(シマノさんの肩を持つわけではありませんが取り寄せ対応も早く、復活までわずか数日でした)。でも、サブロッドはやっぱり必要だなと。源流渓泊でロッド破損で釣りができないなんて目も当てられないじゃないですか。

 

値段から白羽の矢が立った、アルファタックルのWIZZテンカラST33

というわけで色々探してみて購入したのが件のアルファタックルWIZZテンカラST33というロッド。

サブロッドという位置付けだからそんなにスペックにこだわる必要もないし、テンカラ専用ロッドをうたっていれば安価なロッドでも釣果があがるのは体験から確信がある(自身初めてのテンカラの釣果は3000円もしない安竿でしたから)のでまあこんくらいでいいか、という軽い気持ちで購入。サブロッドという位置付け上、仕舞い寸法が53cmと比較的コンパクトなのも望ましい。3.6mのモデルと3.3mのモデルがありますが、メインロッドに3.6mを使っているので違う長さも試してみたいと3.3mをチョイス。

 

手にとって振ってみたら意外と悪くない

さて、実際に手元に届いてヒュンヒュンと振ってみると意外と悪くない。反応も素直だし、振った時の竿先のブレもないし腰があってしなやか。ロゴがステッカーだったり、竿尻のキャップがプラスチックだったりグリップのコルクが削り出し(って言うのかな?)ではなくコルクシートの貼り付けだったりとディテール部分についてはよく言えばメーカーのコストカットの努力が見える、ちょっと悪く言えば値段なりの仕上げ。それでも、実釣の際には全然影響のない箇所でのコストカットなので、なんだか真面目で良いメーカーさんだなと個人的には好印象を持ちました。

 

実釣。振りやすいしアワセの感触もグッド!

ということで早速実釣へ。ラインをつけてロッドを振ってみると感触がとても良い。普段使ってるロッドが3.6mだったっていうのもあるだろうけれど、非常に取り回しやすく感じました。何より気に入ったのはアワセの感触。ロッド全体に魚の重みがググッと乗り、アワセから取り込みの過程を存分に楽しめます。釣っていて楽しいロッドだなと。

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論より証拠、尺もの含む実釣写真4連発!

で、初心者の方からすれば「感触とかデザインとかはさておいて、ぶっちゃけこのロッド釣れるの?」ってのが一番気になるところだと思います。ええ、わかりますとも。以下、実釣証拠写真4発です!

 

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これがWIZZテンカラST33での初釣果。流心の対岸の落ち込み脇をピンポイントで狙うというなかなかシビアな打ち込みでしたが見事に狙い通りにヒットしました。

 

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いわゆる本流域にて。やや銀化が見られるヤマメですね。なかなかの良型。アワセ後のヤマメ特有の抵抗、魚体をぐるっと回すローリングにも難なく対応。いえ、対応ってほどテクニカルな役割をロッドが担うわけではありませんが、しっかりと腰から粘り取り込みに無理はありませんでした。

 

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源流域近くの川幅の近いフィールドにて。3.3mの取り回しのしやすさを存分に発揮、連発するポイントをテンポよく釣り上がることができました。

 

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そして尺ものも引き出しました!わずかに尺に足りないように見えますが、そこは大人の余裕で寛大に受け止めてください。ググッと重さが乗った感触、シンプルな道具立てのテンカラならではの楽しい感触をロッドが十二分に増幅してくれました。

 

と、上記4つの証拠写真はそれぞれ日を変えた別のフィールド。おおよそ渓流と呼ばれるようなフィールドでは大抵の場所に対応できるかと思います。

 

初心者の最初の一本にはベストチョイスなWIZZテンカラST33

こんな感じで、3.3mという取り回しやすさ、3000円程度という価格も考えると初心者のファーストチョイスとしては申し分ないんじゃないかと。某雑誌のテンカラロッドレビューでも高い評価を受けていました。また、同じ雑誌のレビューではこのWIZZテンカラSTシリーズの上のラインナップ、PSテンカラ超飛33も同等に高評価でしたが、「同じような特性があるぶん、STシリーズのコスパと性能が際立つ」という趣旨の記載があり自分もその意見に大賛成します。

 

ということでアルファタックルWIZZテンカラST33、初心者に完全にオススメできるロッドです。この価格で信頼できるロッドが手に入るならウェーダーとか全部合わせてもうまくいけば1万円程度でテンカラに必要な道具はひと通り揃うんじゃないでしょうか。初心者のみなさん、試さない手はないかも知れませんよ!

 

それではみなさん、素敵なテンカラライフを!