テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

テンカラ釣行記:2020年6月上旬の関川支流にて、霧と針葉樹とイワナの小渓

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テンカラ釣行記。梅雨入りの関川支流へ。ちょろっとテンカラでしたが楽しい時間を過ごせました。

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通行止めに難儀する2020年の北信の渓流。

外出自粛の空気も落ち着き始め、さてどこかでイワナに会いに、、、というところで久しぶりに関川の源流域へ。妙高高原から笹ヶ峰へ登っていく途中の道の路肩にはちょうどネマガリダケのシーズンということで多くの車が。渓流には先行者がいないことを祈りつつ、舗装路を抜け林道へ入ろうとするとまさかの通行止め。

 

いや、まさかとは書きましたが通行止め、うすうす予感はしていました。昨年2019年の10月の台風被害は北信地方を中心に山域でもやっぱり被害は出ていて、いろんな場所で通行止めが発生しています。釣行時の通行止めはこの日で本年通算3発目。メジャーなところで言うと志賀高原の雑魚川沿いの林道も通行止めで、北信は今シーズンは事前調査がキモですね。渓相も荒れているところが多く、数年は落ち着くまでかかるのかなと。

 

ちなみに南信地方はそんなに影響が出ていないのかなと思います。台風当日に自分は仕事で南信にいたのですがまったくもって穏やかな夜でした。長野市の自宅は薪小屋の薪が散乱してたりで散々でしたが、、、ということで今年は長野の渓流釣りは南信が調子良いのかも。

 

さて、狙っていた入渓ポイントがアクセス不可能ということで別案を脳内検索。確か前に地図を見て気になっていた支流があり、登山道を30〜45分歩けば本流を渡ってアクセスができるはず。登山ルートアプリの地図でルート確認、そちらの支流を目指すことに。

 

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車止めから30分ほど林道を歩いて関川本流に到着。吊り橋があり安心して対岸へ行けるのは嬉しい。吊り橋までの所要時間は針葉樹林の中のゆるやかな林道を20分ちょい、そこからぐぐっと標高を下げていくつづら折りの道を10分くらいで合わせて30分といったところ。


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そして目指す支流との出合へ。吊り橋から15分くらいかな。午後からの雨予想で霧がかっていてちょっと幻想的というか神秘的というかひっそり閑とした空気。渓相はテンカラ向きでいい感じ。

 

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神秘的と言えば神秘的。霧の中の不思議な空間を釣り進む。

よしよし、こんな感じの渓相なら期待できるかなと思いフィッシュオーン。が、なんというか生命感の無さというか、前日と比べて気温が下がっていて空も曇天、霧の中で気圧も低下中。なんかこういう、生き物の気配が薄い日ってたまにありますよね?

 

それでもポイントポイントでは反応あり。アベレージは7寸くらいかな。素直に食いついてくれる感じ。


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こんな感じのイワナさんがポツポツと。型も引きもそれなりにいいけどなんていうかこう、もっと元気ある感じの夏の渓の雰囲気が欲しい、、、

 

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うん、でもこうしっかりと釣れてくれると楽しいよね。水量も落ち着きつつあり、いよいよテンカラ向きの季節になったなと。

 

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そんなに大きくもないこの淵からは両サイドの緩流帯から1匹づつ引き出せました。午後から雨予報だったので時間は短め、このポイントでタイムアップ。

 

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川通しで退渓中、川を塞ぐ大きな倒木を越えようとしたところで手元からバサバサっと生き物が飛び去る音。飛び去った瞬間はシルエットの黄緑っぽい色味からバカでかいバッタかと思いましたがよく見たら小さな鳥でした。手元の倒木には巣と卵が。鳥さんよ、驚かせてごめんなさい。あとから調べたらどうやらカワラヒワという野鳥だったっぽい。そしてバードウォッチングって実はめちゃくちゃ楽しいんじゃないかとか思ったり。静かな渓でもひっそり生き物が暮らしているんだなーと。


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こんな感じの林道歩き。帰路は霧が濃くなり、車止めに戻ってから30分もしないうちに雨が降り始めました。うーん、タイミングに恵まれた。


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と、ここんとこずっと広葉樹の明るい森での釣りが多かったけど、針葉樹の森の神秘的な感じの山歩きもいいもんだなと改めて感じました。次は野営渓泊前提でもっと奥まで釣り上がっても面白そうだなーとか思いつつ大満足で帰宅。

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

 

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