TIEMCOのフライボックスを新調したのでそのレビューや感想などを、というお話です。結論から言うと非常にいい感じ。
なんでもいいっちゃなんでもいいのがフライボックスですが、、、
で、もともとワタクシそんなに道具にこだわりのあるタイプではなく、「毛鉤(フライ)の入れ物なんて何でもいいじゃん」というタイプです。実際に長いこと100円ショップで買ったピルケースに毛鉤を収納していました。
100円ショップのピルケース、こんな感じのやつね。
ぶっちゃけ用途的にはこんなのでも大丈夫だとは思っています。毛鉤さえ入ればいいんだし。で、非常に忘れっぽいというかズボラなワタクシ、こいつを華麗に紛失しました。どこでどう紛失したのかもわからないという見事な状況。で、2代目としてはAXISCO(アキスコ)のこのフライボックスを使っていました。
やっぱりそれ用に作られた道具っていうのは使い勝手がいいわけで。
で、このフライボックスそのものにも使用感的にはぜんぜん問題がなく、ピルケースよりも便利だなと思ったのはやっぱり専用の毛鉤・フライボックスなので、一つ一つの毛鉤が取り出しやすいのと形が崩れにくいこと。エルクヘアカディスとかパラシュートパターンとか、浮力を確保する部分がヘニャって潰れたりしてるとなんとなくテンションが下がるのでそれを回避できるのはやっぱり専用の道具は便利だなと。
で、このAXISCOのフライボックスも華麗に紛失(泣。源流域での渡渉時にサブザックの蓋が開いていてバランスを崩した時にドボン。ほんとこのモノを失くしやすい性格なんとかしたい、、一緒にラインもハリスもドボンしたし、、、退渓時だったからよかったものの、入渓のタイミングだったら泣くに泣けない状況だなと。
いいもの、グッドデザインでフィールグッドなものだったら大事にするよね。
と、まあそんなこんなでフライボックスを紛失、次は紛失防止でちょっと良いモノをゲットしようと。「これでいいじゃん」ではなく「これがいい!」で選べば少しはケアする気持ちが生まれてくるかなと(「これがいい!」で購入した仕掛け巻きも以前に紛失していますが細かいことはいいんです)。
で、色々見て検討して購入したのがこれ、TIEMCO(ティムコ)のコルク製のフライボックスです。
なんかせっかくだからプラスチックのものよりモノとしての質感が良いものがいいかなと。あと、プラスチックのものってどうしても使っているうちに内側が曇ってくるんですよね(古い自動車のヘッドランプの曇り的なアレです)。コルクだったらその心配もないし、いいんじゃないかなと。
で、届いたのがこんな感じ。いい感じじゃないですか!
サイズ的には携帯電話プラスアルファくらいのサイズ。全面ウレタンにコルクが貼られていて見た目の割には軽量、水にも浮くんじゃないかな。水に浮くからドボンした時に回収できるかっていうとそういうわけではないのは重々承知ですがなんとなく安心。
中はこんな感じ。マグネットがついていて開け閉めは簡単。毛鉤も収納、取り出しがしやすい感じです。
カスタマイズもしやすそう。落下防止の手立てを打ちたいところ。
個人的にいいなと思ったのは全面ウレタン製&コルク張りのため、落下防止のカスタマイズがしやすいということ。カラビナを付けるフックを付けたり、ピンオンリールでカバンと連結しておいて、、とか紛失防止のカスタマイズがしやすそう。また、コルク製だから使い込んで色がくすんできてもそれはそれで味になるんじゃないかなと。
毛鉤を収納してみたらこんな感じ。いいねいいね。
で、闇雲に高価な物はあんまりうーん、ってなるのですが(小市民ですので)、こういうそれなりに所有に満足感のある道具とともに渓流での時間を過ごすというのは非常に豊かな感覚が得られるので、ゲットしてよかったなと。テンカラ、フライフィッシングの相棒として長く使っていきたいと思います。
こぼれ話:「いつかはこれを!」な名品、リチャードホイットレーのフライボックス。
ちなみにフライボックスとしてクラシック&名品として知られているのはこのリチャード・ホイットレーのアルミのフライボックス。
か、かっこいい、、、そして高い、、、、川に落として失くしたら立ち直れないダメージを食らいそう、、、、でも欲しい、、、、とさんざん迷いましたが今回は見送り。もう少し髪もヒゲも白くなって落ち着いて金銭的にも人間的にも余裕が出てから試してみたいと思っています。むしろだれかプレゼントしてください。笑
それではみなさま、素敵なテンカラライフを!