テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

黒部源流(薬師沢)テント泊テンカラ釣行の装備・道具まとめ

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先日黒部源流の薬師沢にテント泊でテンカラ釣行をカマしてきました。
そんなこんなで道具のまとめを。

ということでものすごく久しぶりの投稿となりました。

 

なかなかにちょこちょこに地味地味に忙しく(なにそれ)、釣行に出ても記事にまとめるまで至らなくって。

 

んでこの度ひっさしぶりに源流釣行のチャンスがあり、テンカラ師の聖地である黒部源流に行ってしまおうと。で、久しぶりの投稿なのに特集的にシリーズで記事を出していこうと。

 

まずは装備・道具編。行程はまた別記事でまとめますが折立からの入山で太郎平小屋経由(生ビール激ウマ)にて薬師峠でテント泊、薬師沢で釣りをして同じルートで下山という1泊2日のミニマルなスケジュールですー。

 

それぞれの道具の解説は冒頭の画像と照らし合わせて見ていただければこれ幸い。


また、源流野営編については下記記事でまとめてますー。

www.mountain-creek.com

 

指定地でのテント泊とちょっと装備が違う(焚き火の有無が大きいのですが笑)のであわせて楽しんでいただければと思います。今回は指定地でのテント泊&釣りに時間を割くためのファストハイクを重視したためかなりミニマルな道具構成になりました。

 

【ザック:モンベルバーサライト40】

UL系のザックっていろいろあるけど検討した結果これが自分にはベストかと。
容量も40Lで充分。山でも同じザックの人を結構見かけました。
今回の装備ならもうちょい容量に余裕あるのでたぶん3泊〜4泊くらいまではサイズアップしなくても頑張れそう。

【ツェルト:ココヘリ別注アライテントビバークツェルト1ロング】

新投入。これでだいぶ質量減らせました。

天候が安定していると見込めるのであればツェルトで重量を減らす価値は大きい。ココヘリ別注で生地の厚さが通常15dn→28dnとちょっと強度を高めたモデル。ココヘリ加入のキャンペーンで破格で入手できました。

で、今回初めてのツェルト泊でしたがぜんぜん快適に過ごせたという。

ただどうしても避けられない問題としては結露対策かな。今回シュラフカバーは持っていかなかった(結露が気になったら都度都度タオルで拭くという物理で殴る的な解決笑)のですがツェルト泊なら持って行った方が安心かも。

 

あと個人的にはグラウンドシートもあったほうが気分的に安心とは思いますが、シュラフカバーとグラウンドシートを合わせて持っていくとそれだったらダブルウォールの普通のテントでいいんじゃないかという気がしなくもない。重量と質量の問題ですねこのへんは。

 

【ポール:ヘリノックスパスポート】

前述のツェルトのポール用&ファストハイクスタイルの負荷軽減に投入。

結局歩行時には使いませんでした。

 

ワタクシ普段からトレイルランも嗜んでおり、ポールで両手が塞がるストレスよりはパワーウォークでガシガシ歩く方が気分的に楽で。ツェルト設営のポールとしての用途は何ら問題ありませんでした。野営なら木の枝で代用して荷物を減らしたいところ。

 

【シュラフ:ファイントラックポリゴンネスト】

軽くて小さい。前述のとおり結露対策でシュラフカバーはやっぱり欲しいかなー。

 

【マット:マジックマウンテン】

空気を入れるタイプのやつ。ザック内の容量をシビアに確保したい時はサーマレストのZ-liteにチェンジという感じで使い分けてます。

 

【コッヘル:プリムスライテックトレックケトル】

もう15年以上使ってる。中にはガスとフェムトストーブとカトラリーとライターを入れてます。フェムトストーブは最近購入したのですがこの小ささは本当に素晴らしい。

 

【メシ:アルファ米とフリーズドライとん汁】

指定地にてテン泊なので手軽さ優先で。アルファ米の入れ物は豚汁のお椀としても活用。

 

指定地のテント泊の場合は水場が遠いこともあって極力洗い物を出したくなくて。コッヘルの使用はお湯を沸かすためだけに使い、洗浄の手間をなくすという形に。持参したコーヒーもコンビニとかスーパーで売ってる紙コップ付きのやつで済ませ、シェラカップは家でお留守番となりました。

 

まあこの辺は好みと気分の問題。山でのシェラカップで飲むコーヒーは格別も格別だからねえ。

 

 

【ボトル:100均の500mlタンブラー】

ナルゲンをなくしたのでこんなのに。あまりに味気ないからMSRのステッカーを貼ったらいい感じになった。足りない分はいろはす買ってそのままペットボトルを使って水を持ち歩きます。

 

【ライト類】

ハンドライトはGENTOS、ヘッデンとテントライトはブラックダイヤモンド。

もう長いこと使っていて、最近のライト類の進化は横目で眺めつつ、現状で特段不便も感じていないので買い替えもせずそのまま使っています。

 

この装備で剱岳の早月尾根のソロナイトハイク(もちろん早月小屋までの夜明け前の時間ね)とかも不自由なくこなしているし、今回の行程でも2日目早朝は3:30行動開始のナイトハイクを行いましたが明るさで難儀することは全くなかったです。

 

 

【エマージェンシーキット】

サバイバルシート、ファーストエイドキット、トイペとガムテ、RxLのメリノウールの手袋をひとまとめに収納。お守りですね。

 

RxLの手袋は釣り時にも大活躍しました。黒部のイワナって歯が鋭くて、毛鉤を外すときにちょっと怪我しそうで。んでとにかくコンスタントに釣れるので釣り時は常に手袋着用してました。

 

【マップケース:モンベル】

中には1/25000の地図(行程と標高グラフ記載)と登山届と山と高原地図。北アルプスのメジャールートはとにかくよく整備されているし、薬師沢も入渓退渓がこのうえなく明瞭(沢が登山道に行き当たる)ので地図を見る機会はほぼゼロでした。

 

【コンパス:スント】

地図とセットで一応持参。

 

 

【ナイフ:オピネル】

これもお守り的だけどすごく気に入ってる道具。カーボンスチールのものに自分で黒錆加工してます。

別記事で無駄に熱く語ってますのでそちらも参照。笑

www.mountain-creek.com

 

【ファーストレイヤー兼防寒着:モンベルジオライン上下】

北アルプスの冷え込みは舐めたらあかん。

 

【ダウンジャケット:マウンテンイクイップメント】

これも実は夏山でも朝晩に出番があります。寝る時は枕にしたりと活躍。今回も朝晩の冷えこむ時間帯にずっと着てました。2000mを越えてテン泊なら間違いなく必須。

 

【レインウェア:サロモン】

2レイヤーの軽量のもの。防寒にも兼用。前日のダウンとともに夜明け前の行動時にも着用。

 

【アクションカメラ:INSTA360 ONE X2】

めんどくさくて撮らないことが多いけど一応持っていくという。

こんな感じで撮れます。今回の釣行時の動画。

youtu.be

自撮り棒が消える撮影が可能でソロの楽しみがさらに増すという。

 

 

【ヘルメット:ペツルシロッコ】

とにかく軽い。万が一に備えて&周りの登山者に不安視されないように(登山道を外れるからね)、山慣れしてるよ&安全を意識してますよと思ってもらうの大事。今回の薬師沢では活躍の機会はなく、持っていかなくても事足りたとは思いますが万が一に備える意味では源流釣行には外せないかなと。次回は赤木沢の遡行を考えていてそのときにはおそらく終始着用していると思います。ロープも念のためたぶん持っていくかと。

 

 

【ネオプレンタイツ:モンベル】

ウェットウェーディングだとネオプレンのタイツが機動性&保温性で自分の釣りスタイルではファーストチョイスかなと。歩行時のつっぱり感もなく、釣行時の冷え感もなく完全にノーストレスでした。

 

【沢靴:モンベルサワーシューズ】

アプローチの登山は別の靴で歩き、釣りセクションだけは沢靴に履き替える形で歩きのスピード確保って形にするので沢靴は軽さが正義になるのね。

 

【テンカラロッド:アルファタックルWIZZテンカラST33】

テンカラのロッドはいろいろ試したけどこれがとにかくバランスいい。めちゃくちゃ安いんだけど普通に釣れます。ラインはテーパーライン。ティペットはフライと兼用です。

別記事で紹介してますのでそちらもチェキラー。

www.mountain-creek.com

 

【フライロッド:リバーランズブラウンストーン】

ライズを狙ったりとかフライで打ち込みたい時もあるのでサブロッド的に。7ft3番のパックロッドって実は選択肢があまりなくて、コスパの高さもありこのロッドを愛用してます。

 

【フライリール:ハーディマーキスLWT】

ビジュアル&メイドインイングランドの完全にブランド買いですが満足度は非常に高い。ちなみにフライラインは3DT、リーダーは5Xの9ftにしてます。ウェットの釣りをすることも多く、ロングリーダーだと沈めた時のアタリが取れない、7.5ftだとリーダーが短くてナチュラルドリフトしにくいということで9ftに落ち着きました。

 

 

【フライボックス:ティムコ】

コルク製のやーつです。特に不満なし。

 

 

【ティペット:ニュートラルミクスチャーアサツユ】

自分で作ったプロダクトです。手前味噌ながらしなやかで使いやすいです。

nmthecasa.official.ec

 

【サコッシュ:GUかユニクロ】

なんだかんだで使い勝手が良くてずっと使ってる。サコッシュは自分で作って製品化したいと思いつつ忙しくてなかなか着手できない。

 

【キャップ:マイルストーン】

ヘッドライトメーカーが作ったキャップですが今回初めてヘッドライトと一緒に使ってその使い勝手に感動しました。ツバ部分に仕込まれたワイヤーが便利過ぎる。

 

 

【サングラス:Amazonで買った安物偏光グラス】

どうせすぐなくすし適当でいいやと。特段不満なく終日着用してました。レンズ色はいつも基本寒色系にしていて、視覚情報からの暑さ感を軽減。気分的なものですが意外と調子良いです。

 

 

まとめ:源流野営とちょっと違う。適材適所が楽しい道具選び

と、こんな感じの装備でした。

今回はアプローチは整備された登山道が中心かつ指定地でのテン泊のため、かなりミニマルで軽い構成で臨めました。これが源流でのビバークスタイルならタープ&焚き火系の装備が追加、それに伴ってザック内の容量確保のためマットはサーマレストのz-liteをザックに外付け、テン場での快適性のためにサンダルとヘリノックスのチェアを持参&安全対策のロープを、と色々拡張させたりします。そんな感じでフィールドに合わせて道具構成をどうしようか考えるのも源流釣行の楽しみのひとつですよね。
ということで装備・道具編はここまで。服装編、計画編、実際の釣行編とまた記事をまとめたいと思います。

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!