テンカラライフ:テンカラ入門、渓流釣り初心者がゼロから一尾釣れるまで。

全くのシロウトからテンカラ釣りを始めた筆者が「初心者がゼロから一尾釣れるまで」の道筋を紹介します。

テンカラ釣行記:2017年5月中旬の裾花川支流にて、新緑とイワナと山菜たち

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テンカラ釣行記。新緑まぶしい5月中旬の裾花川にて。

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源流域は増水で入渓不可、ナジミの支流へ

長野市内では藤の花が咲き始め、田植えの時期とともに渓流の水位も落ち着き、テンカラの盛期真っ只中、、、となるはずが今年は本当に雪代の落ち着きが遅い。体感ですが昨年との比較で長野では2〜3週間くらい山のシーズンの季節感が遅れている感じ。

 

そんな感じでこの日も増水と低水温は覚悟の上でホームクリークの裾花川釣行。あわよくば、、、と源流域に足を伸ばすもダムからは放水、アタリをつけていた入渓点も増水で渡渉不可。渡渉しないと釣り上がれない渓なので源流域は断念、いつもの支流へ。うーむ、早く源流に入りたい、、、

 

そんな感じで車で30分ほど移動し、いつもの渓にてフィッシュオーン。水量は落ち着き、ポイントもまずまず生きてきた感じ。でも毛鉤を緩流帯に打ち込みつつ流れに足を踏み込むとびっくりするくらい冷たい。水温計でチェックすると6.6℃。いや、ウェットで釣り上がるにはこれキツくないすか、、、ほんと今期は渓流の春はスロースタート。

 

低水温に苦戦、ピンポイントで釣果を狙うの巻

スタートのタイミングで時刻は午前8時。日射しが渓に入るにつれて水温も上がるだろうと期待をしつつ釣り上がる。盛期ならしっかり釣果のあがる入渓点すぐの小堰堤も空振り。30分ほど釣りあがってようやくヒット。

 

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20cmちょっとのイワナ。竿抜け気味の緩流帯の小さなブッツケ部分から。狙い通り出たからこれはこれでうれしい!

 

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こんな感じのポイントから出ました。

 

1尾引き出したところで水温を再びチェックすると8.0℃。うん、入渓時よりも上がってる。ウェットで川の中を歩いてもなんとか耐えられる感じに。しかしながら気温と水温の差の甚だしさはイワナの活性直撃。どうにもこうにもアタリに恵まれず、2尾目は堰堤手前からなんとか引き出す。

 

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堰堤下の釣果はそれはそれとしてうれしいんだけど、なんだかズルいというか、後ろめたさがあるように感じてしまいます。なんていうか、人工物の作り出したポイントに頼らず、自然の渓の流れの中のポイントから引き出したいというか。でもまあ、苦戦が強いられた中での釣果だし、何よりドンピシャでアワセを入れられたので大満足。きた!ってアワセを入れて間髪入れずにガツンと魚の重さがロッドに乗るあの感触、最高すぎます。

 

2尾目を釣り上げて気分的にはまあまあ満足。苦戦が続きそうなコンディションでガマンで釣り上がるのは今日はいいかな、とゆるーい感じで退渓。帰りの登山道で山菜ウォッチングを楽しむことに。

 

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「なんだこれうまそう→調べる」ベクトルの山菜同定

山菜採り、今まで興味はあったけれど下準備というか、採取の時の見極めに自信がなく敬遠してました。本とかネットで事前に調べても、いざ山の中でそれっぽい植物を見てもピンとこなくて。間違えて痛い目を見るのも嫌だし。

 

そこで発想を転換、「知識→フィールド」のベクトルではなく「フィールド→知識」のベクトルに。具体的に言うと、渓にて食べられそう、または「〇〇に見える」植物を見つけたら調べてみて同定していくというメソッドに。こちらのほうが現状に即しているというか、間違えずに的確に判断できるなと。そんな感じで同定した2種。

 

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こちらはコゴミですね。食べごろからは少し大きくなり過ぎてるか。残念。

 

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こちらはオニグルミの新芽。なんかうまそう、タラの芽か?と思っていろいろ調べてみるとどうやら別物、オニグルミだと同定するまでえらく時間がかかりました。食用としてはタンニンが多く、食べられないこともないというポジションの山菜ですが長野の山中にはアホみたいにたくさん生えています。

 

その他ゼンマイやらコシアブラやらそれっぽいものはちらほらあったけど同定は次回に。また渓の楽しみがひとつ増えたようでうれしい。大満足で帰宅しました。

 

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そして退渓時に撮った流れの様子。うん、ようやく雰囲気が盛期のそれになってきました。里では藤の花が満開だけど、山では開花までもうちょっとかな。

 

それではみなさま、素敵なテンカラライフを!

 

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