能書きはいい、とにかく渓流にいってテンカラを初めてみたい!そんなせっかちなアナタのために最短最速でテンカラ渓流釣りを始める方法をまとめてみました。
はじめに
いろいろ情報があり、入り口も広くそして奥も深いのがテンカラですが、道具もシンプル、釣り方もシンプルということでこれ以上なくテンカラをミニマルにまとめてみようと思いまして。以降の内容を順を追ってクリアしていけば自動的(?)に渓流釣りが始められます。
1:テンカラとは?
渓流釣りの釣り方の一つで、下記画像のような毛鉤を使ってイワナやヤマメ(orアマゴ)やニジマスを釣る方法です。
で、こんな感じの渓流での釣りです。気持ちよいんです、まじで。
2:道具を揃える
テンカラに最低限必要なものとして下記の6つの道具を揃えましょう。「ウェーダー」「釣り竿」「ライン(太い釣り糸)」「ハリス(細い釣り糸)」「毛鉤」「ラインカッター」というものたちです。この段階で名称も覚えるとよろし。
上記の道具はどれが欠けても釣りそのものができません。ラインは4号という太さのもの、ハリスは1号という太さのものが最初はオススメ。毛鉤のサイズは#12というものを。ラインカッターは普通のハサミとか爪切りとかでも代用可。毛鉤については1回の釣行で4本~8本くらいは持って行った方がいいんじゃないかと思います。
また、ラインは繰り返し使うことになるので下記のラインホルダーというものを用意してもいいかも。そして毛鉤は自作したほうが断然安上がりだということは知っておいて損はなし。
3:服装・道具の準備
次は服装について。ジャージとかスウェットとか、適当な運動着の上からウェーダーを着れば完成です。川では草をかき分けて歩いたり虫が出たりなので長袖推奨。帽子もあったほうがいいかな。カバンは両手が開けばこの際なんでもいいです。
こんな感じの服装でじゅうぶん。
そして道具。上記で取り揃えた釣り道具については下記の手順でセットアップしてください。(川に到着してから準備する感じでも全然OKです)。
1:ラインを竿と同じくらいの長さにカット、竿先に結ぶ。
2:ハリスは1m~1.5mくらいの長さにカット、ラインの端に結ぶ。
3:毛鉤をハリスの先に結ぶ。
結び方はぶっちゃけ外れなければなんでもいいですが、ラインと竿を結び付ける部分は「チチワ結び」という着脱可能なものがいいかと。結び方は下記記事で紹介しているので気になる方はチェキラー。
4:どこの川に行くか決める
下記のシリーズの書籍で自分の家の近所か行きたい場所のものを購入、行く川を選びましょう。時期と釣り券についてもチェック。
全国版の書籍ならこれかな。上記のリストに自分の家の近隣のエリアがない方はどぞ。
5:釣り券を購入、川へ!
渓流釣りの解禁時期はだいたい3月~9月末まで(河川によって違います)。そして渓流釣りには基本的に釣り券というものが必要。だいたいそれぞれの川の近隣エリアのコンビニで釣り券が買えるのでゲットして川へ。日釣り券で1000円~2000円くらい。
6:川に着いたらキャスティング練習
道具をセットアップしてキャスティング練習。竿を前後に振って、ラインが真っ直ぐきれいになおかつソフトに前に飛んでいく振り方の力加減、コツをつかんでください。だいたい5分~10分くらい振ってれば身につくかな。
7:実際に釣ってみましょう!
渓流釣りは下流から上流に向かって釣り上がっていきます。毛鉤を打ち込む箇所は深さはだいたい膝上~腰くらいの深さ、周囲より水の流れがゆったりしているところ。なるべく離れたところからポイントに毛鉤をふわりと落とします。流れの早さの目安は人間がゆっくり歩くくらいのスピード感ですね。一つのポイントで3秒くらい毛鉤を流したらもう一回打ち込んでみる。一箇所でだいたい3回くらい流したら次のポイントに移行する感じです。3秒を3回ね。なんかイメージ湧かないなという人はYoutubeで実際にテンカラで釣っている人の動画を見て予習を。また、川の水流は意外と強いので川通しで歩く時は細心の注意を払って安全最優先が大原則。
はい、ワタクシの動画で恐縮ですがこんな感じでテンカラやってます。キャスティングの感じがわかりにくくてすみません。そして動画中では釣れてなくてすみません。雰囲気だけでも伝わればなと。我ながら少し振り込みが強いなぁ、、、とか思いつつ、こんなんでもそれなりに釣果は出てるのでいいんじゃないかと。
ちなみに上記の動画の日にはこんなのが釣れてました。イワナさんです。
8:そんな感じにしてればビギナーでもそのうち確実に釣れます
で、そんな感じでなんとなくキャスティングを続けているうちに魚がかかったら魚体にダメージを与えないように気をつけつつ、頑張って岸まで引き上げましょう。もうだいたいここまでいけば色々わかってきてテンカラの世界が見えてくると思います。網は欲しいかな、、、とか、川の歩き方とか、あったら便利な道具とか、フィールドの好みとか。
ということでこんな感じが必要最低限のミニマルな始め方なんじゃないかと。なによりテンカラに興味を持ったなら、まずは上記の手順を何にも考えず進めて実際にフィールドでテンカラを始めてみるといいんじゃないかなーと。1匹釣れてしまえばあなたはもうテンカラの虜です。
下記のまとめで順を追ってもう少し詳しく説明しているので気になる方はぜひ。
それではみなさま、素敵なテンカラライフを!